ヒプノセラピー｜NZの心理療法家Seikoのオフィシャルサイト

わたしは、誰もが自身の中に持っている「幸せをつかむ力」を引き出し、育てることを大切にしています。

その具体的な実践は、サイコセラピーのプロセスにも書きましたが、「自分を深く知ること」。

これには、「自己感覚」を研ぎ澄ます練習が大事だなって思っています。

それと併せて、もう１つ大切なことがあると思うんですね。

それは自己感覚を広げること。

「自分という存在の奥行き」に気づくために、わたしは、ヒプノセラピー（催眠療法）も活用します。

あなたは、「催眠」と聞いて、どんなイメージがありますか？

催眠術ショーのように、相手の言いなりになって、コントロールがなくなるような印象を持つかもしれません。

また、催眠にかかると、自分のすること言うことをまったく覚えていないのではないかと、不安に思うかもしれません。

わたしは、長い間、催眠は「怪しいもの」だと思っていました！

実際の催眠療法は、このようなイメージとはかなり違うのです。

催眠状態というのは、リラクゼーションと何ら変わりません。深くリラックスし、内面に意識が集中した状態です。

例えば、本やテレビに夢中になっていると、呼ばれても気がつかなかったり、時間があっという間に過ぎたりしますよね。

これも一種の催眠状態です。

催眠といっても、意識はしっかりありますし、自分の言うことすることをコントロールできます。

ここで、潜在意識と対にして、よく使われる「顕在意識」を含めて、意識について考えてみたいと思います。

わたしたちの感覚は、ふだん、外に向かっています。危険を察知したり、やるべきことを考えたり、まわりの人に気を使ったり。

これは顕在意識が活性化している状態です。

顕在意識が活性化している状態は、油断のない意識状態なので、頭の中は目まぐるしく回転しています。

この状態では、心の奥にある声に、なかなか耳を傾けることはできません。

ヒプノセラピーは瞑想やリラクゼーションを使って、外向きの感覚を内向きにシフトします。

そうすると、いつも忙しい頭が落ち着いて、潜在意識の扉が開くわけです。忘れてしまった昔の記憶や、記憶に付随した感覚や感情が、出てきやすい状態になります。

潜在意識や無意識は、感覚・情緒の記憶を扱う大脳辺縁系とつながっていると、考えられています。

これは「古い脳」と呼ばれ、忘れてしまった昔の記憶が蓄積された場所です。

ヒプノセラピーは、潜在意識につながって、深層にある問題の原因へとアクセスし、無意識のなかにある未解決の葛藤に、解決と調和をもたらす、強力なツールなのです。

また潜在意識は、あなたのなかにある、限りない叡智の宝庫です。それは理性が司る論理、時間、空間に縛られない領域です。

前世療法のパイオニア、ブライアン・ワイス博士は、次のように言われています。

退行療法は、クライアントの現世にネガティブに影響している、記憶や現在問題となっている症状の原因となっている記憶を引き出すために、過去にさかのぼる心理療法のことです。（１）

ヒプノセラピーは、大いなる自己、自身の深い部分と感情レベルでつながることを手助けします。潜在意識につながることで、自分が本当に求めていることが分かったり、人生の意味を知り、魂の使命を思い出すことができます。

ヒプノセラピーやスピリチュアルな思考が、教えてくれることは、人は、時空を超えた魂の存在だということ。

個という自分のなかに、個を超えた存在、宇宙や人々とのつながりがあります。

それはあなたにとって「ハイヤーセルフ」かもしれないし、「神」や「仏」の存在かもしれない。「宇宙生命」と呼ぶ人もいるかもしれません。

「より大きな自分」とのつながりが薄れると、魂は満たされないと感じます。逆に、自分の中にある、自分を超えた大きな存在に目覚めるとき、心がらくに、強くなります。

ヒプノセラピーは、次のような悩みに効果が期待できます。

わたしはヒプノセラピーを使ってこんなことをしています。

ヒプノセラピーは、自身の魂とのコミュニケーションのツールです。

永遠の生命という目で、自分の今世の人生を見つめた時、この人生での学びのレッスンがクリアーに見えてきたり、身近な人との過去世からのつながりを知ることで、相手に対する理解や愛情が深まったりします。

ヒプノセラピーに抵抗や疑問がある方でも、瞑想やリラクゼーションをとおして、自身とより深くつながることができるようになります。

潜在意識は、自分という存在の奥深さ、広大さを教えてくれます。

あなたは、あなたが思っている以上に、すごい存在です。