こんにちは!Seikoです。
怒りは
人を傷つけ、関係を壊す
「壊す力」にもなれば
人生を望む方向へ動かす
「未来をつくる力」にもなる。
今日は
わたしのクライアントさんの
体験をシェアさせてください。
そのことを
まっすぐに教えてくれた
お話です。
少し長いですが
親や家族にイライラしてしまう自分を
責めたことがある方に
ぜひ読んでいただきたいです。
Bさんは
高齢のお母さんと
体が不自由な妹さんの
身の回りの世話を
一人で担っていました。
お母さんは
Bさんの都合などかえりみず
次々と要求をしてくる。
思い通りにいかないと
決まって怒り出す。
「何を言っても母は聞かない。
わたしが我慢すればいい」
そう思って
イライラしながらも
自分の気持ちは脇に置いて
介護を続けていました。
ある日のこと。
Bさんは奔走して
やっとのことで
妹さんに必要な特別なベッドを
手に入れました。
ところが
それが家に届いた瞬間
お母さんは
「こんなもの役に立たない!」
と言い放ったのです。
Bさんのイライラは
もう限界でした。
でも同時に
「親に怒るなんて
よくない人間だ。
怒るわたしが悪い」
と、怒っている自分にも
イライラしてしまう。
「なんでわたしは
母と妹に、もっと優しく
できないんだろう?」
母への怒りと
自分を責める気持ちに
飲み込まれそうになっていました。
そんなBさんが
わたしの講座で
セルフコンパッション
(どんな自分も受け入れる実践)
を始めて、6週間後。
「イライラがウソのようになくなって
びっくりするほど穏やかに
過ごせるようになった!」
「家族や周りの人に
自分の思いを伝えられるようになって
コミュニケーションが
信じられないくらい
スムーズになった!」
そう話してくださいました。
自分から話しかけるのが
すごく苦手だったBさんが
なぜ、たった6週間で
ここまで変われたのでしょうか。
講座の中でBさんは
子ども時代を振り返り
「怒ってはいけない」と
思うようになった理由を
探していきました。
今の人間関係の悩みや
自分を責めるクセには
子どものころの
親との関わりが
深く影響しているからです。
Bさんが思い出したのは
「わたしが言うことは
すべて否定された」
「母から毎日のように
叱られていた気がする」
妹さんが病弱で
家族はいつも妹優先。
「お姉さんだから我慢しなさい」
とよく言われていた…
そしてBさんは
「子どもは親に従うべき」
「親に怒りの感情を
持ってはいけない」
と、ずっと信じてきたことに
気がついていきました。
わたしはBさんに
こんなふうにお伝えしました。
~~~
ずっと否定され続けてきたBさんは
「怒らない自分」
「親の言うとおりにする自分」
でいることで
なんとか親に認めてもらおうと
必死に、健気に
努力してきたのだと思います。
親に認めてもらうことは
子どもにとって
生きるか死ぬかの問題です。
親がいなければ
食べられない。
寝るところもない。
守ってくれる人もいない。
だから
親に合わせることは
生き延びるための本能なんですね。
でも
ありのままの自分を
否定されたら
誰だって悲しい。
「わたしのこと
もっと分かってよ!」
と怒りたくなって
当然なんです。
子どもは
自分の気持ちを
怒られたり、無視されたり
軽く扱われたりすると
自分が「悪い存在」なんだと
思うようになります。
だから今
お母さんにイライラしても
「怒るわたしが悪い」
と自分を責めることで
怒りを鎮めようと
しているのだと思います。
でも
お母さんの理不尽な態度に
傷ついているBさんにとっては
それでは納得がいかない。
だから、イライラが消えない。
お母さんへの怒りと
自分を責める気持ちが
ぶつかり合っている状態です。
どんな気持ちも
理由があってそこにいます。
その思いを
小さくせず、大きさのまま
存在させてあげること。
それが
「受け入れる」ということ。
自分を大切にするって
そういうことなんです。
~~~
このことを
何度も、くり返し
お伝えしていきました。
するとBさんは
生まれて初めて
「本音を大切にしていいんだ」
と思えるようになり
心が楽になっていったそうです。
「怒るわたしが
悪いわけじゃなかったんだ」
「理不尽な扱いをされたら
怒っても当然」
「わたしのことも
分かってほしい。
そう思っていいんだ!」
自分を大切にする思いが
フツフツと
湧いてきたそうです。
講座を終えて
Bさんからいただいたお声です。
「わたしの中に
こんなにも無視していた感情が
あったなんて
びっくりしました。
蓋をして
なかったことにしてきた感情たちが
自分を苦しめていたと
気がつきました。
これまで
母の言うことをすべて聞くことが
最善だと思ってきたけれど
今は、自分の本当の気持ちを
理解し受け入れることが
心の安定につながっていると
実感しています。
飲み込んでいた感情を
少しずつ言葉にできるようになって
コミュニケーションも
スムーズになり
人間関係のストレスが
激減しました!
母と妹へのイライラも
彼らにやさしくできない
自分へのイライラも
ウソみたく激減しました!
以前はいつも
心が重苦しかったのが
最近は心が軽くて
エネルギーが湧いてきます!
いろんな講師の先生から
学んできましたが
今回ほど個人に合わせて
細かく教えていただいたのも
自分に大きな変化を
感じたのも初めてでした。
これほど実感として
学べた講座はなかったです!」
Bさんの怒りは
長いあいだ
「消さなければいけないもの」でした。
消そうとするほど
イライラは消えず
自分を責める苦しみも
大きくなっていきました。
でも
怒りを受け入れたとき
その怒りは
Bさんを苦しめるものから
「わたしのことも大切にして」
という本音を教えてくれるものに
変わったんです。
怒りを幸せに変えるには
大切なポイントが2つあります。
① 「怒ってもいい」と
自分に許可すること
怒りは
自分の大切なニーズが満たされないとき
大切なものが失われそうなとき
失われたときに出てくる
大事な感情です。
怒っていいんです。
② 怒りの奥にある本当の気持ちに
気づき、思いやりを向けること
怒りが少しおさまったら
「わたしは、どんなニーズが
満たされなくて怒ったんだろう?」
と、自分に聞いてみてください。
そこにはきっと
「大切にされたかった」
「分かってほしかった」
そんな、あなたの本音が
隠れています。
その本音に気づくと
怒りは不思議と和らぎ
相手を責めずに
自分の思いを
正直に伝えられるようになります。
怒りには
あなたの切実な願いと
生命力が眠っています。
信じがたいかもしれませんが
怒りを受け入れられると
人生が、ほんとうに
根こそぎシフトしていきます。
