こんにちは、Seikoです。
最近の戦争のニュースに、
心がざわついている人も
いるのではないでしょうか。
私も同じです。
近年、世界では敵対心や排外主義、
他者の痛みに対する無関心が
強まっていると言われています。
その背景には、
“共感する力の低下”が
あるのではないかと
私は考えています。
大学院の研究で
「自己と他者のつながり」を
研究していたとき
共感する力が弱まる背景には
何があるのだろうと
ずっと考えていました。
私は研究を通して、
ある問いにたどり着きました。
それは、
私たちが
「自分自身の痛みと共にいる力」を
失いつつあるのではないか、
ということです。
現代社会は、
痛みをできるだけ
早く取り除くことを勧めます。
不安は解消すべきもの。
弱さは克服すべきもの。
ネガティブな感情は
ポジティブに変換するもの。
でも私たちは、
「痛みとどう向き合うか」
「もろさとどう共に生きるか」を
ほとんど教わっていません。
その結果、
自分の傷つきやすい部分を
「いらないもの」
「自分を苦しめる元凶」
のように見なして
つい排除しようとしがちです。
心理学者ユングは
「認識されないものは
外に投影される」
と言いました。
自分の中で受け入れられない部分を
他者の中に見たとき
その他者を忌み嫌う。
自分の弱さを嫌うとき、
弱さを持つ人を嫌う。
自分の怒りを否定するとき、
怒っている人を怖れる。
内なる分断は、
やがて外側の分断へと
姿を変えます。
釈迦はこう言いました。
「人々の心に“一本の見えない矢”が刺さっている」
私はこの矢を、
自分の中を分ける心、
良い自分と悪い自分を切り離す心、
だと感じています。
この矢をどう抜くのか。
それは、排除ではなく、
慈愛です。
自分のもろさを
なくそうとするのではなく、
思いやりで包み返す。
私たちが一番、
怖れている部分は、
実は一番、
愛を必要としている
繊細な部分かもしれません。
自分の痛みに
「そうだよね」と言えたとき、
他人の痛みにも
自然と心が開く。
私たちは、
つながりの網の中で
生きています。
だからこそ、
自分を受け入れることは
他人を受け入れることにつながる。
戦争は、
遠い国だけで
起きるものではない。
それは、
私たちの心の分断から始まる。
同じように、
平和もまた、
私たちの心から始まります。
いつの時代も、
その時代をつくるのは
政治家ではありません。
その時に生きる
一人ひとりの心のあり方が集まって、
社会の空気をつくり、
やがて文化をつくります。
ということは
ここにいる私たちが
自分への慈愛を実践するとき、
新しい思いやりの文化は
始まるのです。
それは、
静かだけれど
確かな革命です。
時代の底流を変えるものは、
いつも外からの力ではなく、
内側からの目覚め。
私はそう信じています。
あなたが
あなた自身を慈愛で包み返すとき、
その瞬間から、
世界はほんの少し
やわらぎ始めます。
わたしたち一人ひとりは、
本当に、想像以上に
重要な存在です。
ニュースを見て苦しくなったり
不安になったりするときは、
どうかそれを思い出してください。
あなたが自分を大切にすることは
ダイレクトに
世界平和につながっています。
