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自分を大切にする実践

自分らしくのびやかに暮らすためには、ストレスへの対処だけでは足りません。

積極的に心を育てる練習が必要です。今回は「自分を大切にする」実践を、ご紹介します。

1.感情を吐き出す

生命の働きで大切なことは「循環」です。「吸ったら吐く」「食べたら出す笑」のように、物事は2つでセットのことが多い。

心にも同じことがいえます。「感じたら出す」ことが健康的なんですね。

「感じる」という行為は結構曲者で、「ありのまま」感じることが難しい時があります。

「こんなふうに感じちゃいけない」とか、自分で自分の感情を追い払うクセがあるかもしれません。

まずは内側から湧き上がる感情をジャッジせず認めましょう。

感情を吐き出すのは、最初は相手に向けて出さなくていいです。まず、自分に対して、本当の感情を言います。

「悲しいね」「辛かったね」「さみしい」「ばかやろう」「悔しい」など、つぶやいてみます。

もしも口に出すのが大変だったら、紙に書き出してもいいです。

感情を表現することは、自分を最大限に認め尊重する行為なのです。

自分の感情を押し殺したり、無理にコントロールすることは、自分を粗末にすることと同じです。

2.自分のことをほめる

わたしたちは、他人をほめることは上手にできますが、「自分をほめる」ことをほとんど練習していません。

特に、日本文化は「謙遜」が美徳とされていますからね。最初は違和感を感じるかもしれませんが、ぜひ自分を褒める練習をしましょう。

ありがたいなぁ
素晴らしいなぁ
賢いなぁ
良くできるなぁ
可愛いなぁ
すごいなぁ
頑張ってるなぁ
えらいなぁ

など。

3.自分のことを守る

嫌なことがあったり、傷ついた経験をした時、誰でも「いやだ」と思うのが普通です。

でも、「波風を立てたくない」「嫌われたくない」という怖れから、なかったことにしたり、「自分が悪いんだ」と逆に自分を責めてしまうことがあります。

「いやだ」と感じた気持ちを、自分で押し殺してしまうのです。

さっきの1.にも書きましたが、ありのままの感情を表現することが、自分を最大限に認め尊重することにつながります。

「いやだ」と感じた時に、「いやだ」と口に出すことは、自分を大切にすることなのです。

09-02

「いやだ」と感じた時、「いやだ」「きらい」「やめて」と、つぶやきます。

もし難しかったら、いきなり口に出さなくていいです。紙に書いてもOKです。

そして、その逆のことも書いてみます。

「いやだ」 なら、「~してほしい」
「きらい」 なら、「~してくれると好き」
「やめて」 なら、「かわりに~してほしい」

を書いて、つぶやいてみます。

 

最後に質問です

あなたが何かする時、気を使う割合を自分対他人で比べると、何対何くらいですか?

10のうち、自分に気を使う5、他人に気を使う5、くらいですか? それとも自分3、他人7くらいですか?

「自分を大切にする」際の正解は・・・・

自分10、他人0!

え~⁈ それはちょっとわがままじゃない? と驚く方もいらっしゃるでしょう。

日本で精神科医をしている同僚のセラピストの話を紹介します 1。クライアントはご主人と子供がいる50代のご婦人(聡子さん・仮名)。彼女は責任感があり、家族のために一生懸命尽くしていました。

ご主人は仕事やゴルフなどでほとんど家にいない、息子さんは顔を合わせば「クソババア」と言う始末。でも、「自分のせいだ」とさらに努力を続けたあげく、ついにはうつ病になってしまいました。

セラピストは同じ質問を聡子さんにしました。聡子さんの答えは「自分は0、いつも他人を先に考える」。セラピストは、「じゃあ、今日からは、10対0でいきましょう!自分に10!」と励ましました。

聡子さんは、とてもできそうにないと感じましたが、「10対0、10対0」と自分に言い聞かせ、家路に向かいました。そしてふとあることに気がついたのです。

「結婚から20年以上、自分の好きな食事をつくったことがない!じゃあ、10対0の第1歩として、今晩は自分の好きなものをつくろう」

次に聡子さんがクリニックに来訪した際、セラピストにこう言うのです。

「最近、変なことが家で起こってるんですよ。夜帰る時間なんて一度も連絡したことのない主人が、この頃は『今日は何時に家に帰ってくる』とか電話があったり。息子も最近は、おはよう、おやすみ、とか言ってくるんです」

自分を大切にするようになった分、周りからも大切にされる。これが、「自分に10」の本当の力です。

最初は実践をしても、違和感を感じたり、どこか機械的な感じがしたりするかもしれません。

それでも大丈夫です!「大切にしよう」という意志が一番大事ですから。

できることから始める、でいいですよ ^^

Seiko❤

 

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