「今年はイースターバニーは自分の家の子や他のバニーのことで忙しいかもしれないから、全ての家に行けないかもしれないので、それは了解してあげてね。でも、私にはちょっと考えがあるんです。今、ベアハント(窓にクマを飾って、子供達が見つけて楽しめるようにする動き)をしているなら、同じように、イースターエッグの絵を描いて、窓に飾って、近所の子供達がそれを見つけるというイースターエッグハントをしてはどうかと思うんです」
ジャシンダ首相は、2018年6月に初出産。一人娘のニーヴちゃんは、もうすぐ2才です。こうして子供の心にぴったり寄り添えるのも、おかあさん首相らしくて素敵です。
夜には首相のインスタとFBでイースターエッグの塗り絵を公開!
そして、晩になったら、なんと首相のインスタグラムとFacebookのサイトに、イースターエッグの塗り絵が公開されました!
ジャシンダ・アーダーン首相は、昨年、クライストチャーチが銃撃にあったときも、”They are us” と言って、ニュージーランドの住民全てをひとつの心にするスピーチをし、さらに素早い銃の規制などをしました。
今度のコロナ対策でも、「命を救うため」とあっという間に緊急事態宣言〜ロックダウンを決め、「Be kind(互いに思いやって)」と強調、数々の補償をし、そしてこのように明るい形でニュージーランドに住む全ての人の心をつかむ提案をしてくれました。
現在、ニュージーランドは感染者数が1100名を超えましたが、死者はまだ1名。市中感染の割合は低く、検査に対する陽性率も下がってきています。
感染が安定してきているので、ビジネス側から「早くロックダウンを切り上げてほしい」という要請も出てきていますが、政府はきっぱりと、早期のロックダウン解除はないとしています。
毎日、刻々と変わる感染状況は午後1時からの保健省会見で発表され、午後3時からは首相などの会見があり、政策等の詳しい質問を受けています。
全体に市民は政権に対して、政策の透明性を感じ、信頼を抱いていると言えます。
ロックダウンに入る前の記者会見でのスピーチから、ジャシンダ首相の言葉を振り返って引用しましょう。
“It won’t be easy, but the alternative is worse”
「たやすいことではありません。しかし、他の選択肢の方が悪い結果となります」
“You are not alone. You will hear us and see us daily as we guide New Zealanders through this period.”
「皆さんは、ひとりではありません。この時期、ニュージーランドのみなさんを導く間、毎日私たち政府からの言葉を聞き、会う機会がありますから」
まさにその通りに、ジャシンダ首相と政府は、その明快で思いやりがあり、透明性のあるリーダーシップで市民を導いていると思います。
今の混沌とした時代、このニュージーランドで「よく分かる暖かい政治」を行ってくれているジャシンダ首相に、あらためて感謝しています。
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